『LIFE SHIFT - 100年時代の人生戦略』 要約まとめ

現代社会

どうも、たけを(@takewo_books)です!

「人生100年時代」

最近ではそんな言葉を耳にする機会も増えましたよね。

この長寿化の流れはこの先もしばらくは続くと見られています。

そんな時代に私たちはどう生きればいいのか。
どんな準備をすればいいのか。

その道筋を示してくれるのが、今回ご紹介する『LIFE SHIFT』です。

様々な側面から、私たちが面している変革の時代について考察されています。

💡こんな人にオススメ

・今後の働き方を考えたい
・長寿化に不安を感じている
・老後資金などの問題を考えたい

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・長寿大国-日本

日本の平均寿命は世界一の長さを誇り、男性で81歳、女性で87歳にまでなっています。

2019年時点で、100歳以上の人数は49年連続増加で7万人を突破しており、2050年には100万人にまで到達すると言われています。

2007年生まれの子供の平均寿命は107歳とまで言われており、理論上この数字はまだ伸びていくと予想されています。

つまり、私たちの多くが100年の人生を生きることが当たり前の時代がやってきたのです。

しかし、現状の多くの制度や既存の枠組みは、このことを考慮できていません。

100年時代を生き抜くためには、私たち自らが先を見通し、準備を進めていく必要があるのです。

・100年時代の資金計画

長寿化にあたり、最も重要な問題の一つが資金の問題です。

長く生きるということは、その分生活資金が必要になるということになります。

では、いったいいくらの生活資金がかかり、いくら貯蓄をすればいいのか。

本書の登場人物ジェーンの例で見てみましょう。

前提

・ジェーン(1998年 ~ 2098年)
・最終所得は年収1200万円
・65歳で引退
・引退後は毎年、最終所得の半額(600万円)を生活資金とする

この場合、ジェーンは老後の生活資金を賄うために、就職後は毎年25%の貯蓄をしなければなりません。

しかも実際には生活資金のほかにも住宅ローンや子供の学費、医療費の備えも必要になることを考えると、この25%でも十分とは言えません。

しかし、所得の25%以上を貯蓄に回すというのは現実的にはかなり厳しいものがあるでしょう。

では、貯蓄率を仮に10%に抑えるためには、何歳まで働かなければいけないのか。

横軸の「生活資金」を50%、縦軸の「貯蓄率」を10%で見てみると、85歳まで働く必要があることがわかります。

つまり、私たちはこの人生100年時代を生き抜くために、多くの場合80~85歳まで働かなくてはいけないのです。

こうなってくると、これまで前提とされてきた「教育⇒会社勤め⇒引退」という3ステージの生き方には明らかに無理があることがわかります。

会社勤めの期間があまりにも長すぎるため、健康上の問題や、やり甲斐、モチベーションなどの様々な側面で、恐らく支障をきたすことになるでしょう。

100年時代には、この3ステージのライフスタイルを脱却し、マルチステージのライフスタイルを実現させる必要があるのです。

・新たな資産形成

こうしたマルチステージのライフスタイルを実現させるためには、金銭などの目に見える資産だけではなく、「無形資産」を育む必要があります。


生産性資産
所得を増やすことを目的とした、生産性を上げるための資産です。
仕事を進める中や、教育によって身に付くスキルや知識などがこれにあたります。

活力資産
肉体的・精神的な健康、幸福といった、活力を生み出す資産です。
友人やパートナーとの関係性、身体を健康に保つことなどで育まれます。

変身資産
人生の大きな変化に適応するための資産です。
多様な人的ネットワークや、新たな経験を受け入れる姿勢など。


これまでの3ステージ人生では、生産性資産だけを築いていけば、老後を安定して生きれるだけの有形資産を蓄えることができました。

しかし100年時代においては、あまりに長い勤労期間のために、途中で活力資産が枯渇してしまう恐れがあります。

私たちは有形資産と無形資産をバランスよく育てる必要があるのです。

そこで新たに求められるようになったのが「変身資産」です。

多くの変化を経験するマルチステージを生きるために、変身資産を築き上げ、変化に適応する備えをしなければいけません。

・新たなライフステージ

多様な生き方が認められるマルチステージでは、これまであまり目を向けられなかった新たなステージが注目されるようになります。


エクスプローラー
「探検」「冒険」のステージ。
周囲の世界を探査し、自分が何が得意なのか、何を好むのかを見つける期間。
接した人々の人生から自らの価値観を定義し、様々な選択肢を実体験から選び取る。
大卒後就職前の期間や、転職の移行期間にこのステージを経る人も増えていくことなります。

インディペンデント・プロデューサー
独立した立場で生産的活動に携わるステージ。
ビジネスの試行錯誤から無形資産を築く期間。
専門知識を学習しながら、実戦していく「副業」などもこれにあたります。

ポートフォリオワーカー
異なる職を掛け持ち、様々な活動に同時並行で関わるステージ。
「複業家」と呼ばれることもある。


こうした様々なステージを渡り歩き、無形資産をバランスよく貯めていくことが、100年人生を生きる上で求められます。

そして、マルチステージの生き方では、より多く人が、より多くの「移行期間」を経験することになります。

この移行期間に大切なのは、新たに必要とされる生産性資源への投資です。

つまり、時間の使い方もレクリエーション(娯楽)から、リ・クリエーション(再創造)へと変わっていくことになるといえます。

・変革への課題

上記のような変化はすでに社会の中で起こり始めています。

しかし、この変化にうまく適応するためには、これから私たちの手で変えていかなくてはいけないことも、まだまだあります。


100年時代には、様々な生き方が認められるようになるため、万人向けのお手本となる存在がありません。

つまり、私たちは多くの経験を通して試行錯誤しながら、自ら自分の人生、ステージを選ばなければいけません。

そこで最も重要なのは、「自分自身」についてどれだけ理解できているかということです。

長い人生をかけて、自分は何を実現したいのか。
どのような死を迎えたいのか。

そんな自己実現を支援してくれる社会を私たち自身の手で、造り上げ、選び取っていかなくてはいけないのです。

・『LIFE SHIFT』 まとめ


100年という長い人生を想像することは、そう簡単なことではありません。

しかし、今から多様な価値観に触れ、選択肢を広げていくことで、後悔のない人生を歩むことは可能ではないでしょうか。

100歳の自分に怒られないように、今のうちから準備することが大切ですね。

本書はそんな、未来の自分について考えるきっかけとなります。
ぜひ読んでみてください。

では、また!

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