30年以上語り継がれる名著『思考の整理学』 要約まとめ

思考法

どうも、たけを(@takewo_books)です!

今回ご紹介するのは、東大・京大で一番読まれた本として今なお絶大な人気を誇る『思考の整理学』です。

日本人は思ったことを表現するのが苦手だとよく言われます。

しかし、実は表現以前にそもそも「考える」こと自体が苦手なのです。

本書では、考えるために最も重要な思考を整理する方法が著者独自の視点から述べられています。

💡こんな人にオススメ

・いつもモヤモヤして考えがまとまらない
・良いアイディアを出したい
・仕事を効率良く進めたい
・考える力を身に着けたい

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・グライダーかつ飛行機に

日本の学校教育では、一方的に教えられたことを吸収することで学習が進められていきます。
知識を増やすことで成績を上げ、「知っている」ということが「賢い」ことと捉えられています。

しかし、これは先生と教科書に引っ張られて学習する、いわば「グライダー」のような学習です。

グライダーは、引っ張ってくれる存在がなくなった途端、飛ぶ力を失います。

本当に必要な力とは、何を知っているかではなく、その知識をどう活かし、何を生み出すかという力です。
これは、自分で飛び立つ力を持つ「飛行機」と言えます。

もちろん、グライダーがただ悪いわけではありません。
何の知識も持たないまま自力で飛び立とうとすると、事故を起こし墜落してしまうでしょう。

これからの時代に必要なのは、教わった基本的知識をもとに、自らの頭で考え、自ら飛び立つ力です。

つまり、グライダーにエンジンを搭載することを考えなければいけません。

・思考は「寝かせる」ことで整理される

何か問題を考える際、そのことだけに集中していては中々答えは出てきません。
一度寝かせて、時間をかけることも大切です。

著者はこの工程をアルコールの醗酵に例えています。

素材となる麦がどれだけ集まってもビールはできません。
麦とは全く異なる「醗酵素」を掛け合わせ、時間をかけて寝かせることで、やっとビールができあがるのです。

これは思考でも同じことが言えます。

知識を集めただけでは、思考はまとまりません。
全く異質のアイディアを掛け合わせ、一晩、もしくは更に長い期間寝かせることで、思考は整理され、新たな発想が生まれるのです。

❝見つめるナベは煮えない❞

考え事をしていてあるテーマが浮かんでも、そのことばかりに集中していては一向にコトは前に進まないのです。

・周りに目を向ける

部屋で失くしたものを探していると、別の、もっと前に失くしたものが見つかった。

試験前に勉強しようと机に向かったところ、買ったまま放置していた本が目に入り読んでみると思いの外おもしろかった。

そんな経験は誰しもが一度や二度あるのではないでしょうか。

思考に関しても同じことが言えます。

視野の中心において取り組んでいては中々見えないことが、周辺に移ることでかえってよく見えるようになるのです。

考えを一度寝かせて、周りを見ているうちに思わぬ発見に出会うわけです。

意志の力だけで何かを成し遂げるのは、非常に苦労します。
ときには無意識の力を借りる必要もあるのです。

・知識を捨てる

学校教育で私たちは「忘れてはいけない」と教えられてきました。

私たちの頭脳は、知識を詰め込むための「倉庫」のように扱われ、より大きな倉庫、より多くの知識を持つことが価値だったのです。

しかし、社会に出てみると倉庫としての頭だけでは、それほど価値が高くないことに気付かされます。

必要なことはインターネットで検索すればいいし、データはパソコンに保存されます。

社会で必要とされるのは、ただ知識を詰め込むだけの倉庫ではなく、知識を活用し新たな価値を生み出す「工場」としての頭脳です。

考えるための工場では、モノが溢れていると流れが遅くなり、かえって作業効率は下がってしまいます。

私たちの頭も工場と同じように、中身を整理し、不要な知識は捨てなければいけないのです。

・とにかく書いてみる

考えをまとめようとしても、なかなか上手くいかないこともよくあります。
そして、もう少し情報を集めなくては、とまた本を読み始めてしまう。

しかしこれでは素材ばかりが増えてしまい、より一層考えをまとめるのは難しくなります。

こんなときは、とにかく書き出してみることが大切です。

書き出すということは、頭の中の絡まった糸を、一本ずつほどいていく作業になります。
すると次第にすっきりと頭が整理されるのです。

また、書いているうちに、重要なこととそうでないことも見えてくるため、不要な知識を忘れるということにも役立ちます。

そして、書いたことを声に出して話してみるのも効果的です。

思考は、より多くのチャネルを通すことでハッキリと形になっていくのです。

・『思考の整理学』 まとめ

ITが発達した今の時代こそ、まさに人間の「考える力」が必要とされます。

学校教育の中で素晴らしい成績を残してきた東大生、京大生だからこそ、この「考える力」の重要性に気付き、本書が支持されているのかもしれませんね。

頭の中を整理するきっかけとして、本書を手に取ってみてはいかがでしょうか。

では、また!

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